英語初級者が2ヶ月でTOEIC600点を取る勉強法

TOEIC

就職や転職、大学院試等でTOEICが必要、、、そもそも一回も受験したことないし、ここ数年英語なんてろくに勉強してない、、、でも600点以上は取りたいです。

といった英語初級者の方に向けて、TOEIC600点以上を取るための勉強法と教材を紹介します。

TOEIC600点のレベル・難易度

TOEIC公式が掲載しているデータによると、(2021年12月19日 午後)に実施されたTOEIC公開テストの平均スコアは607,7点なので、600点台は大体平均点レベルということになります。

https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist/285.html#anchor01

600点台が平均前後なので、偏差値で例えると大体50~53位です。

TOEICが公開しているスコアとコミュニケーションレベルの相関表によると、600点はランクC (470〜730)に位置しています。

ランクCのレベルは、「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」とされており、

基本的な英語力は身についていて、表現力は不足しつつも、自分の意思をどうにか伝えることができるレベルです。

http://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdf

教材

公式TOEIC® Listening & Reading 問題集 8

勉強法

単語

英語初心者の方が一番初めにやらなければいけないことは単語を覚えることです。

具体的には以下の手順で学習していきます。

  • 単語と意味をセットで5回音読
  • 音声を聞きながら覚える
  • 通勤時間・寝る前などの時間を使い、1時間程度単語を学習する
  • この作業を毎日繰り返す。

単語の習得には毎日の積み重ねが欠かせません。

地道にコツコツと取り組んでいきましょう。

文法

TOEICで600点を取るためには、単語だけでなく基本的な文法も学習しておく必要があります。

TOEICではpart5で文法問題が出ますが、リスニングやリーディングでも文法の知識が必要になってくるので、文法もしっかりと学んでおく必要があります。

学生の時に使っていた文法書でもよいですが、後で参考書のように使えるしっかりしたものを用意しておくといいでしょう。1冊用意して2週くらいは勉強しておきましょう。

リスニング

単語と文法の学習がひと通り終わったら、リスニングの勉強に移りましょう。

リスニングは点数がアップしやすく安定して点数を取れるため、600点を取るための得点源になりえます。日本の義務教育課程では、本格的にリスニングを勉強してこなかったと思うので苦手意識のある方が多いと思います。しかし、part1、part2程度なら1ヶ月あればほとんどできるようになりますので、めげずに勉強していきましょう。

具体的な勉強法としては、

  • 公式問題集を解く
  • 解き直しと復習をする
  • スクリプトを見ながら何度も聞く
  • 発音を学びながら音読
  • 各パートごとの対策

公式問題集をひと通り解き、直しと復習が終わったら、リスニングセクション1~100までのスクリプトを何度も聞いたり、分からなかった語彙を覚えたりして徹底的に学習しましょう。

リーディング

リスニングの勉強を始めるタイミングで、リーディングの勉強も始めましょう。

リーディングは後半のpart6,7の難易度が高いので、part5で得点を8~9割ほど取り、得点源にできるように取り組みましょう。

具体的な勉強法としては以下の通りです。

  • 公式問題集を解く
  • 解き直しと復習をする
  • part5は間違えた問題の傾向を把握し、文法書で該当単元を学習
  • part6,7は問題に出てきた英文を何度も音読
  • 再度、公式問題集を解き、間違えた問題を理解できるまで解く

part7は特に難易度が高く、この段階では解ききることは難しいと思います。

なので、解ききれそうにない問題は適当にマークだけでもしておきましょう。

スケジュール

ここからは、英語初心者の方が2ヶ月でTOEICで600点以上を取るための具体的な勉強スケジュールを解説していきます。毎日最低でも1時間以上の勉強時間が必要なので、1日の予定の中で勉強できる時間を作っておきましょう。

~2週目

勉強開始から2週間の間は、ひたすら単語と文法の勉強をします。

移動時間や寝る前などで単語を勉強し、帰宅後のまとまった時間等で文法を学習しましょう。

先ほど紹介したそれぞれの勉強法を意識しながら、単語、文法ともに1日1時間以上勉強し、14日以内に単語は3周、文法書は2周ほど取り組みましょう。

単語はこれ以降も時間を見つけてコツコツ取り組むようにしましょう。

3週目~4週目

単語と文法の基礎が固まったら、今時点での実力と弱点を把握するために、1度公式問題集にチャレンジしてみましょう。

リスニング、リーディングともに時間を測って解き、分からなかった問題にはチェックをつけて何度も復習しましょう。その際、分からなかった単語をノートにまとめておく、あやふやな文法は復習しておくなど、知らなかったことをひとつひとつ潰しておきましょう。

1週間かけて1回分、計2回分の模試を徹底的に学習しましょう。

5週目~6週目

この週からは、パート別の勉強を中心に行っていきます。

特に、リスニングのpart1と2、リーディングのpart5は比較的簡単なので、1週間程度勉強すれば十分な点数アップが期待できます。

パート別の勉強法としては、公式問題集の復習だけでは足りないと思うので、各パートの問題形式や頻出表現を解説している方を参考にするのがおすすめです。

part1の学習におすすめのサイト

https://piyoly.com/exam/toeic/part1-vocabulary/

part2の学習におすすめのサイト

https://hisato-blog.com/toeic-24/

part5の学習におすすめのサイト

【なぜ取りこぼすの?】TOEICパート5 頻出文法20パターン練習問題

7週目~本番

本番2週間前になったら、テストさながらに120分測って模試を解いてみましょう。解き終わったら、間違えた問題や分からなかった問題を中心に何度も解きなおし、自分の弱点を無くしましょう。

本番1週間前からは、新しいことを勉強してもしょうがないので、今まで解いてきた問題の復習や苦手なパートの学習を中心に行いましょう。

あとは、今まで頑張ってきた成果を出すだけです!

まとめ

英語初心者が2ヶ月でTOEICで600点以上を取るためには、単語や文法などの基礎を固めた上で、リスニングやリーディングなどの対策をしなければなりません。

2ヶ月間、忙しい日常生活の名kで毎日1時間以上の勉強をするのは非常に大変だと思いますが、ご自身の夢や進路のために精一杯頑張ってみましょう。

きっと、その努力があなたの人生を変えるきっかけになると思います。