「TOEIC 800点 勉強法」検索していると、「TOEIC500~600点台の方が、いかに効率良くTOEICの点数を伸ばすか」というテーマで書かれている記事はほとんど無いことに気が付きました。あるあるな内容としてはこんな感じです、
単語帳、文法書、問題集をそれぞれをひたすら解きまくる
ドラマや映画などを英語で視聴してリスニング力を上げる
確かに、「英語力を身につける」という点ではこれらの勉強法は正解なのかもしれません。
しかし、僕自身が「たったの2ヶ月でTOEICの点数を600から855まで上げた経験」から、これらの勉強法は圧倒的に効率が悪いと感じました。しかも、使用したのはTOEICの公式問題集2冊だけです。
この勉強法を友人に教えてみたところ、全員が「2ヶ月以内に800点以上」を取ることができたので、「これは絶対色んな人の役に立つ!」と思い、紹介することにしました。
そこで、、、
- 英語はあまり得意じゃない…
- でも、目標の期限(大学入学、就職、転職)まで時間がない
- 何とかTOEICで500~600点は取れたけど、800点以上を取りたい!
- 短期間で効率的に点数が伸ばせる勉強法が知りたい!
といった悩みを持っている方に向け、
この記事では僕が実際にTOEICの点数を「2ヶ月で600から855まで上げた勉強法」を惜しみなく解説していきます。
この記事を読むことで、TOEICの点数を2ヶ月で800を超えるために必要な「正しい勉強法」「教材」「スケジュール」が分かり、誰でも2ヶ月で800点を取れるようになります。
それでは、さっそく見ていきましょう。
Contents
間違った勉強法
本題に入る前に、TOEICの間違った勉強法あるあるなのが、「単語帳」や「パート別問題集」などの教材から勉強を始めてしまい、結局模試をやるのが本番直前で、思ったような点数が取れなかった、といった方が非常に多いです。
単語帳やパート別問題集などは必要な情報が網羅されている分、既に知っている単語や文法なども多く載っているので、余計な時間が取られてしまいます。
なので、本番まで時間がない方は、「単語帳」と「パート別問題集」は絶対にやらないでください。
そもそも、あなたがTOEICの勉強をする理由はなんでしょうか?
単語を覚えることでも、パート別問題集を完璧にすることでもなく、本番で目標の点数をとることですよね?
であれば、本番にいちばん近い形式の問題集に挑戦するべきです。
TOEICの特徴
TOEICの問題は使い回しが多い
TOEICの特徴として、過去に出た問題とほぼ同じ問題が出ます。
実際に僕は公式問題集で出た問題と似たような問題が出てきてびっくりした記憶があります。
なので、公式問題集を始め、本番に近い形式の教材を学習するようにしましょう。
TOEICの傾向
TOEICでは、出てくる単語や文法などに明らかな傾向があります。
例えば、part1では、人が話しているか、物を持ってるか、part5では、お客様向けのセール、誰か充ての手紙、従業員への告知などの問題が頻出します。
ある程度やってると「あーはいはいまたパン屋の告知かい」となるくらい、似たようなシーンが似たような単語や文法と一緒に出てきます。
逆に言うと、それらの傾向を抑えてしまえれば、傾向の中で自分が苦手な箇所だけ勉強すればよいのです。
リスニングは点が取りやすい
これは、僕自身や友人の体験から感じたことなのですが、リスニングの方がリーディングよりも圧倒的に点数が伸びやすく、安定して高得点が取れます。
理由としては
- 内容自体がリーディングと比較して簡単
- 問題文が見れるから何を聞かれるのかを事前に知れる
- 自分の弱点が分かりやすく、勉強がしやすい
- リーディングに比べて制限時間が短く、時間に対して点数の配分が高い
などを実感しました。
なので、これから800点台を目指す方は、まず最初の1ヶ月でリスニングセクションを9割を取って、残りの1ヶ月でリーディング7割を取るのがベストでしょう。
TOEICの勉強法の流れ
問題集を解く
まず、TOEICの勉強を始めるなら、公式問題集を買ってきましょう。一冊にテスト2回分が入っているので、2冊ほど買っておけば十分です。
基本的に公式問題集だけやっておけば大丈夫です。
問題集を解く際、本番のように45と75分測って解いてください。おそらく、リーディングセクションで時間が足りなくなると思いますが、時間が過ぎても全ての問題を解いてください。
そんな体力持たんわ!という方や、時間がない方はリスニングとリーディングは分けて解いても構いませんが、各セクションの直しまではその日までに終わらせてください。
最初の1ヶ月間は、リスニングだけ解くようにしましょう。リスニングがある程度固まってきたらリーディングの対策をするようにしましょう。
採点
解き終わったら、まず採点をしましょう。
自分の目標と理想にどれだけのギャップがあるのかを知ることが勉強する上でいちばん大切です。
採点時は、間違った問題、手ごたえがなかった問題の横にチェックをつけておきましょう。
チェックをつけた問題は、いわばあなたの「弱点」です。復習の際はチェックをつけた問題を重点的に復習することで、効率的に学習ができるので、この作業は絶対にしましょう。
直し
ひと通り採点し終わったら、問題1〜200まで、解説を見ながら直しをしてください。
この時、「あ、この単語知らなかったから間違えたんだ〜」で終わりにせず、「間違えた原因」を解答集にしっかりと記入してください。
こうすることで、復習を重ねていくうちに間違えた問題での弱点が改善されていきます。
実際に、ぼくは間違えた問題の解答部分にこのように書いていました。
![](https://i0.wp.com/marketomblog.com/wp-content/uploads/2022/01/S__71974914.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
また、問題の正誤に関わらず、他の選択肢、英文の全文、単語、発音、語法などを全て確認してください。
先程もお伝えしたように、TOEICは過去の問題の使い回しが非常に多く、公式問題集で出た問題がそのまま出てくるなんてことも多々あります。
どんなに問題集を解いても、直しが適当では何の意味もありませんので、解答に載っている英語を全て確認するくらいの気持ちでやりましょう。
また、知らなかった単語や表現などは専用の直しノートなどを作りまとめておきましょう。直しノートを作っておけば、寝る前やスキマ時間に簡単に復習できるのでめんどくさいとは思いますがやっておきましょう。
復習・解き直し
お疲れ様でした。
ここからは2週間ほどかけて、ひたすら復習と解き直しをします。1回分の模試の復習が完璧になったら、次の模試を同じ要領で勉強していきます。
また、ほとんどの方はリスニングで8~9割を取れていないと思うので、リスニングをひたすら復習するのがおすすめです。先ほどお伝えしたようにリスニングの方が点数が伸びやすく安定するので、まずリスニングを完璧にしちゃいましょう。詳しい勉強法は後程解説します。
本番2週間前までに3回分のテストが完璧に復習出来ていたらベストです。
TOEICの具体的な勉強法
ここからは、一回解き終わった模試を、最大効率で復習する方法を解説します。
各セクションごとに、前提となる勉強法を解説してから、パートごとの勉強法を解説します。(パートごとの勉強法は現在執筆中)
リスニングの勉強法
リスニングの勉強法は
1.英文を読みながら聴く
2.英文を聴きながら話す
3.リスニング
4.シャドーイング
を繰り返すのが1番です。
リスニングの勉強は移動時間でもできるので、流れの中でできそうなものを移動時間に学習しましょう。
僕は、電車の中でひたすら聴きまくってました。笑
一つ一つ、勉強のポイントを解説していきます。
1.英文を見ながら聞く
直しの際にチェックした部分に注目しながら聞き返してみましょう。
聞き取れなかったところは止めながら何回も聞いて、どんな発音をしているのか、どんな内容を話しているのかをしっかりと理解するようにしてください。
2.英文を聴きながら話す(5回)
ある程度何を言っているかが分かったら、スピーカーの可愛いお姉さん(お兄さん)が話しているスピードに合わせて一緒に読んでみましょう。この時、カタコトにならないように、発音を意識しながら話すのがポイントです。
どうしても発音が分からないところは、Google先生で単語、表現ごとに発音を調べて勉強して貰えばと思います。
3.リスニング(飽きるまで)
今度は何も見ずに、耳から入ってきた英語がそのまま理解できるようになるまで何度も聞いてみましょう。
聞いてるだけでも大丈夫なので、移動時間、ご飯を食べている時、などのスキマ時間にコツコツやりましょう。
4.シャドーイング(飽きるまで)
リスニングがほぼできるようになったら、シャドーイングにチャレンジしてみましょう。
シャドーイングとは、耳から聴こえてきた英文を追いかけるように真似して発音することです。
耳で完璧に聞き取りながら、スピーカーに置いていかれないように話さなければいけないので、慣れるまではめちゃくちゃ大変だと思います。
しかし、これが100%できるようになれば、リスニング力は飛躍的にアップするので、目標の点数のために一緒に頑張りましょう。
リーディングの勉強法
リーディングの勉強法は
1.パートごとにチェック問題を復習(1~2回)
2.時間を測ってセクションごと解き直し(1〜2回)
3.音読(数回)
というように行いましょう。
リーディングでは長文を読む問題ばかりなので、集中できる環境で行うのがベストです。
それでは、一つ一つ解説していきます。
1.パートごとにチェック問題を復習
1回目に解いた箇所をまた解き直しても、おそらく5割くらいの問題は間違えてますので、人に解説できるようになるくらいまで繰り返し解き直しましょう。
特に、単語や文法で知らなかったものを全てリストアップして、「次出てきたときには絶対間違えないぞ!」くらいの気持ちでやりましょう。
2.時間を測ってセクションごと解き直し
間違えた問題を全て復習できたら、時間を測ってリーディングセクションを解き直ししてみましょう。
本番でのリーディングの理想の時間配分は
part5〜6 20分
part7 55分
なので、解き直しの際は
part5~6 15分
part7 50分
を目標に解いてみましょう。
この際、制限時間以内に解けて、スコアが9割取れていたら次のステップへ、9割取れていなかったら間違えた問題を再び復習しましょう。
3.音読(数回)
TOEICでは、part6〜7は長文が続くので、音読が効果的です。音読って効果あるの?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、音読するのとしないとでは長文の読むスピードが全く異なりますので、音読はしっかりとやりましょう。
音読をする際はただ読むのではなくて、読みながら英文や単語の意味、発音まできちんとできているかを意識しながら音読しましょう。
もちろん、1回の復習で全ての英文を完璧に理解する必要はないので、できる範囲で音読していきましょう。
TOEICで800点を取れる教材
実際に使った教材
僕が実際に使った教材は「公式問題集シリーズ」だけでした。
コードを読み込むと専用アプリで音声が聞けるようになるので、是非とも入れておきましょう。
公式TOEIC® Listening & Reading 問題集 8
その他、本番に近い形式の問題集
実際のスケジュールと勉強時間
参考程度に、僕の実際の勉強スケジュールと勉強時間を載せておきます。
勉強スケジュールと勉強時間
日曜 公式問題集(直しまで) 約4時間
平日~土曜 復習・解きなおし 1~3時間/日(移動時間込み)
計 10~22時間/週
1回分のテストを完璧にしたら、次のテストを解き、同じ要領で繰り返して行きましょう。
おわりに
今回の記事では、2ヶ月でTOEICの点数を600から800に上げる勉強法を解説しました。
やることは非常にシンプルで、公式問題集を解いて、直して、毎日復習する。
これをたった2ヶ月間行うだけで、僕も友人も本番のTOEICで800点以上を取ることが出来ました。
この記事を読んだあなたが2ヶ月後に800点以上を取れるよう、応援しています。